第97回 『TOKYO月イチ映画祭』 2025年8月10日(日)

激しい雨の日にもかかわらず、大勢の観客の皆様で大いに盛り上がりました!
観客の皆様、監督、関係者の皆様ありがとうございました!

グランプリは『光はどこにある』野田麗未 監督が受賞いたしました。
おめでとうございます!

■ 前回グランプリ作品上映 ■(無料)12:50~

● 作品 『恋愛電話』 38分/2016 監督 北林佑基 松本佳樹

【あらすじ】
想いを伝えることが苦手な女子大学生、日向野結。
間違い電話で繋がった青年、乾一成にナンパ男から助けられたことで、彼のことが気になりだす。
彼への想いが強くなる中、謎の三人組が結の前に立ちはだかる。
壁ドンあり、失恋あり、世界滅亡あり…!?
誰も見たことのないハチャメチャラブストーリー。

【紹介文】
北林佑基・松本佳樹共同監督作品。彼らが大学三年の時に作った作品です。
最初はよくありがちなラブコメな空気から始まって、世界が多重に折り重なって「はちゃめちゃ」な展開を魅せつつ、かなり「どストレート」に楽しめるエンターテインメントな内容。
それはまるで「Velvet Underground & Nico」のアルバムのようで、一見平凡なポップス曲から混沌としたインプロまでを、あのバナナのポップアートでひとつのパッケージにしたように、「やりたいことを全部やりました」と言わんばかりに詰め込んだびっくり箱は、スクリーンを通し、情報の渦となって鑑賞する人たちの心を満たしてくれることでしょう。
そんな「にくい」手法が、この大学生時代に完成されている。と言って過言ではないでしょう!
キャスティングも手抜きがなく理想的な人物がそれぞれの役割をキラキラと演じています。
世田谷センスマンズの原点をぜひご堪能下さい!
きっとこの作品を観た後には、あったかい気持ちが沸き起こってくるはずです。映画って最高です。
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松本監督の新作『バイ、ザ ウェイ』YouTubeで絶賛無料公開中!
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(ファンタスティックムービーウィーク 佐藤賢治)

【受賞・上映歴】
・大学連携による映画人育成のための上映会「S.T.E.P.」にて上映
・門真国際映画祭2018★審査員特別賞&最優秀adobe賞 受賞★
・配信映画祭2020 にて配信上映
・日本コメディ映画祭2022★優秀作品賞 受賞★
・FANTASTIC MOVIEWEEK 2 @ Morc阿佐ヶ谷 にて上映

【監督プロフィール】
神戸芸術工科大学 映画コース卒業。在学中は石井岳龍監督に師事。大学の仲間とともに映像制作団体「世田谷センスマンズ」を結成し、以後、チームでの作品づくりと、自主企画の両方に取り組んでいる。監督作に『恋愛電話』『夜が明けるまで』『咲かない蕾』など。脚本参加作『消しかすの花』『これらが全てFantasyだったあの頃。』。経済産業省の次世代クリエイター支援事業「創風」に採択され、現在は木片を主人公にした短編映画『パッキン太郎』を制作中。

【キャスト】
北林佑基、河村朱莉、宮部拓海、高岡竜誠、平田江里奈

【スタッフ】
脚本:北林佑基・松本佳樹/ 撮影:常川千秋/ 助監督:岡海人/ VFX:ラハマン陸/ 編集:松本佳樹 北林佑基

予告編

■ Aプログラム ■(有料)14:00

● 作品 『定食屋2.0』 19分/2024   監督 遠藤卓

【あらすじ】
大学で孤立する国枝は帰宅途中、とある定食屋の前で女と出会う。彼女に半ば強引に店内へと押し込まれると、そこには地元の常連が集う場違い感の否めない空間があった。食事中、頭上から物音がするのが気になる。実は2階には、女の主催するナイトクラブがあったのだ。爆音と濃煙、ガラの悪そうな連中、多国籍な顔ぶれ。武蔵野に生み出された、アーバンさといなたさが渾然一体となった空間で、国枝の心は今、動き出す。

【紹介文】
「ここは自分の居場所ではない」「この場から早く抜け出したい」
閉塞感ばかり濃くなる一方の我が国で、そんな思いを抱える者は少なくないだろう。他責思考が昂じて排外思想に走り、変な政党に肩入れするようになったりしたら、もう救いがない。でもそんなことになる前に、ちょっと足元を見つめ直せば、「居場所」は意外とすぐそばに在るかも。そこで「やりがい」だって、見つけることができる。遠藤卓監督はそんなことを、本作『定食屋2.0』で謳い上げる。
放浪癖があると聞く、遠藤監督。実は様々な他所を見聞した結果として、自らの郷里・埼玉への想いを深め、その愛を具現化したのが、本作なのだという。
先日テアトル新宿の「田辺・弁慶映画祭セレクション2025」で上映された『温帯の君へ』で、主役の大学生を演じた山下諒くんが、本作でも大学生の国枝役で好演。普通な装いに、ちょっとした屈折がある役どころがハマる、若手有望株である。
武内おとさん演じるライチョーが、男目線からの理想のオネエサマ過ぎる気もするけれども、多分監督の理想型なのだろう。美しくも強いヒロインこそがスクリーン映えするのには、疑う余地もない。
秋からは中国に留学するという遠藤監督が、更に視野を広げて、帰国後には“長編”に挑むことを、期待して止まない。(松崎まこと)

【受賞・上映歴】
・第二回熊谷駅前短編映画祭 優秀賞
・深谷インディーズ映画フェスbro ノミネート

【監督プロフィール】
1997年生まれ 埼玉県川越市出身 早稲田大学文化構想学部卒 在学中は小説・詩歌作りに没頭していた。卒業後、単身ロンドンへ。見聞を広げる。帰国後、北海道へ向かうフェリーの甲板にて、映画監督を目指すことを決意。初監督作『定食屋2.0』が第2回熊谷駅前短編映画祭、深谷インディーズフェスにてノミネート。将来はアジアを舞台に映画制作をして行きたいと考えている。2025年9月より、中国留学予定。

【キャスト】
山下諒、武内おと、小田原仁倫

【スタッフ】
安井彬、吉田嶺、赤塚智輝、大村恭子

予告編

● 作品 『ふたりの吉田』 30分/2024  監督 岡田奈津美

【あらすじ】
医学部生、吉田優は自分に自信があり、その分周りを少し見下すところがある。そんな優が始めた書店でのバイトで、同じく新人として入ってきたのは26歳の短大生、吉田丈也。自分とは違う人生を歩んできた丈也を毛嫌いし、心の中でバカにしていたが、彼の人との関わり方、ものの見方に次第に人間として惹かれるようになる。

【紹介文】
親類縁者でもないのに、同じ名字を持つ者に出会うという経験を、お持ちだろうか?“小鳥遊(たかなし)”やら“源五郎丸”などといった珍名の方は、なかなかそんなこともないであろうが、“田中”や“山田”など、人口が多いと言われる姓の方などは、頻度も高そうである。
そんな出会いがあっても、「同じですね~」ぐらいのやり取りで終わる場合が大半かも知れない。また、学校や職場などで同姓の者が居たりすると、その2人を他者がどう呼ぶかなどで、ちょっとした混乱が起きたりもする。さして親しくもない“同姓”のせいだと考えると、ちょっと煩わしい。「居なきゃ良いのに」ぐらいのことを、思ったりもするだろう。
しかし、同じ“堂本”姓の他人2人を組み合わせた“KinKi Kids”のように、切っても切り離せない関係性が生じる場合もある。手前味噌になるが、私も「田辺・弁慶映画祭」の縁で出会った、同じ“松崎”姓同士で、“松崎ブラザーズ”という映画トークのユニットを組んでいたりする(最近は滅多に見られないが)。
本作『ふたりの吉田』は、よくある名字の2人の男性が、たまたまバイト先が一緒だったことから始まるストーリー。他者を見下す癖がある医大生の吉田は、年上の短大生・吉田の存在を、疎ましく思ったりもしていたが、些細なきっかけから親しくなる。時には思い上がった言動で、年上吉田の怒りを買ったりもするが、やがてお互いがかけがえのない存在になっていく…。
偶然の出会いから育まれた人間関係が、個々にも大きな影響を与えていく様を、さわやかに描いたのは、現役医大生の岡田奈津実監督。自らの経験もベースにしたそうだが、脇役も含めて、登場人物たちの造型に冴えを見せる。
日本で医師免許を持った商業映画の監督で、実績を残したのは、故・大森一樹氏ぐらい。岡田監督には是非、大森氏に次ぐ、ドクター監督を目指していただきたい。(松崎まこと)

【受賞・上映歴】
TOKYO青春映画祭2024準グランプリ
那須ショートフィルムフェスティバル2024じゃらん賞・観客賞
MOVIES-HIGH2024 上映
沖縄NICE映画祭3 学生部門賞
第二回熊谷駅前短編映画祭 優秀賞・観客賞
おおぶ映画祭2025 公式セレクション

【監督プロフィール】
1997年東京生まれ。大学映画サークルで学生映画と出会う。その後大学中退、他大医学部に再入学し、医学を学びながら映画制作を続けていた。現在も研修医として勤務する傍ら、自主映画制作を行なっている。お笑い、音楽、編み物、謎解き、チョコミントが好き。今後も医師として働きながら、より沢山の方に届く作品を撮り続けることを目標に制作にあたっている。

【キャスト】
松尾樹、越智涼介、田中のり子、折橋奏来、粒二、菅生直也

【スタッフ】
脚本・監督・編集 岡田奈津美 / 撮影 高橋祐輔

● 作品 『光はどこにある』 30分/2024  監督 野田麗未

【あらすじ】
消化器内科病棟で働く看護師の田辺灯里(27) は、新人看護師・朝倉健太(22)らと共に慌ただしい日々を送っている。ある日緊急入院で膵臓癌ステージ4の患者・山野佳子(74)が運び込まれてくる。佳子を見た途端、固まる灯里。灯里には、誰にも明かせていない“過去”があったー

【紹介文】
文化庁の『若手映画作家育成プロジェクト』作品。
病院を舞台にした看護師の映画だが、非常にリアルに描かれていて驚いた。それもそのはずで監督は看護師として4年間働いていたとのこと。元看護師の映画監督というのは珍しい気がする。しかし映画監督をするには様々な経験が必要だと思うので元看護師の人が映画監督になったりするのは凄く良いことだと思う。そんな野田監督だが、すでに監督として活躍していて、オムニバス映画Mothersの一篇『だめだし』を監督。長編映画『マンガ家、堀マモル』は共同監督として監督していたりする。
本作ではちょっとしたミスが本当に死に繋がってしまう看護師という仕事の厳しさが描かれているが、想像だけではここまでリアルには描けないだろうと思う。是非ご覧下さい!

【監督プロフィール】
神奈川県生まれ。
看護師として4年間勤務後、映像業界へ転向。
UTB映像アカデミー(現TMS東京映画映像学校)卒業後、複数の制作会社で制作部を経験しフリーランスへ。
映画やドラマの助監督として経験を積みながら、自主制作等を進める。
監督した短編映画『紡ぐ』が第19回中之島映画祭入賞。

【キャスト】
円井わん、東龍之介、霧島れいか、鷲尾真知子

【スタッフ】
監督・脚本:野田麗未/ 製作総指揮:松谷孝征(VIPO理事長)/ 製作:特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)/ プロデューサー:堀慎太郎 / 音楽:コトリンゴ / 撮影:山崎裕典 / 照明:山田和弥 / 録音:大竹修二 / 美術・装飾:KEN / 衣装:江頭三絵 / ヘアメイク:唐澤知子 / 編集:宮島竜治 / リ・レコーディングミキサー:喜多真一 / 助監督:石井純 / 制作担当:古川卓也 / 看護監修:夏目実幸 / キャスティング:渡辺有美

■ Bプログラム ■(有料)16:25

● 作品 『希望の類』 24分/2019 監督 林真子

【あらすじ】
永山瑞希は車椅子の母親と二人暮らしをしている。
ある日、家を出て行った父親が瑞希の元に現れる。
当たり前じゃない総ての当たり前に、
悲しみの向こう側に希望があることを祈って。

【紹介文】
本作は世田谷センスマンズ三人目のメンバーにして紅一点「林真子」監督の大学卒業制作作品にして、初監督作品。
ちなみに彼女はもともとファッション学科から、映画愛をこらえきれず映画コースへ転籍して、本作を生み出しました。

その内容はネタバレになってしまうのですが、
漫画家山野一(やまのはじめ)が描くような、個人としては明るいものがみえているのだけど、
全体としては未来が見えない。という。現実世界ではあり得ない、非常にナンセンスな世界。
私はみんなでこの作品を観て「人間とは?」を、改めて問いたい。

私たちにとって「常識」とは?「倫理」とは?「幸せ」とは?一体何なのだろうか?
作風は令和の作品であるにもかかわらず、非常に「昭和」なトーンを感じます。
これが、今、私たちが失いつつある、もしくは、意識的に忘れたい「古き良き日本」人。としての、在り方や、感情なのではないだろうか。と。
このような骨太な作品をこの感情が整理整頓されはじめた「令和」に生み出した事に、本作の存在意義を感じます。

私たちが歩んできた「歴史」は。人の「美意識」は、常識にあわないなら否定されるものなのか。
大きなテーマをはらんだ。「映画」たる「映画」です。

そして!そんな林真子監督は日本映画界のホープとして「第46回ぴあフィルムフェスティバル2024 審査員特別賞」受賞!
撮り下ろされた長編の、映画館上映が決定!『これらが全てFantasyだったあの頃。』は、9/5(金)から!
シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』にて劇場公開!!!!!

日本の才能を応援してください!よろしくお願いいたします!
https://setagaya-sensemans.amebaownd.com/posts/54967144/

本作を通じて、その片鱗。いや。全隣を感じることができるでしょう!
setagaya-sensemans.amebaownd.com
(ファンタスティックムービーウィーク 佐藤賢治)

【受賞・上映歴】
ファンタスティックムービーウィーク2

【監督プロフィール】
1996年生まれ、兵庫県育ち。ヒッチコックの『レベッカ』で映画にハマる。大学はファッション学科に進むが、卒業後に大学時代の仲間と映像制作団体「世田谷センスマンズ」を結成。
監督作「これらが全てFantasyだったあの頃。」がPFFアワード2024にて審査員特別賞を受賞。9月5日(金)より、シモキタ-エキマエ-シネマ「K2」にて劇場公開。

【キャスト】
山﨑嘉那子、楠葉子、大野洋史

【スタッフ】
監督・脚本・編集・美術・衣装・振付:林真子 /助監督:速水恵 / 撮影:松井晶 / 録音:南川遥 / 制作:東山音々 / 美術:佐々木姫菜 / 車輌:後工田隼人 / 音楽:北林佑基「犇めく青は希望の所以」

● 作品 『ラストオーダー』 10分/2025  監督 乙木勇人

【あらすじ】
都内のとある居酒屋は、今日も閉店の準備をしていた。そこに一人の男性が来店する、彼は3年前に店内でプロポーズをした珍しいお客様だった。定点ワンカットで描く、閉店から始まる再開(会)の物語。

【紹介文】
定点ワンカットの10分の映画である。30秒のカットであっても大抵様々なミスが出て、なかなかOKにならないモノである。私なんかは撮影ラッシュを見て「うーん、編集で何とかしよう」といつも思うのである。ワンカメ定点固定で、10分ワンカットはむちゃくちゃ難しい。演技が完璧じゃないと成立しないのだ。リハーサルとかやったのだろうか?かなりベテランの監督なのかと思ったらまだ25才との事で驚いた。役者もやりながら監督、脚本、撮影もこなしているので、これからが楽しみな若い監督がまた一人現れた。是非ご覧ください!

【受賞・上映歴】
・相生なぎさ短編映画祭2025【グランプリ】
・第12回MKE映画祭【グランプリ賞、Director of Directors賞、最優秀演技賞(竹石悟朗)】
・パルマジャパン国際短編映画祭2025【ビスタビジョン賞】
・Clay’s Film Festival 2025【観客賞】
・おおぶ映画祭2025 oneCut@scene部門【セレクト作品】
・第6回萩ibasho映画祭【正式出品】
・第5回SAITAMAなんとか映画祭【正式出品】
・第28回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭第24回短編映画コンクール【正式出品】
・第11回立川名画座通り映画祭【正式出品】
・CINEMA JAM Vol.1 映画祭2025【正式出品】

【監督プロフィール】
俳優として活動する他、映画監督としても自身でプロデュースを手がけるなどマルチに活動する。監督作品である映画「神と恩送り、」では東京、千葉、名古屋、京都、神戸で上映され第2回スポットライト映画祭では観客賞を受賞した。

【キャスト】
竹石悟朗、太田奈緒、中武明佳理

【スタッフ】
脚本・監督・撮影・編集:乙木勇人

予告編

● 作品 『世界』 19分/2019  監督 矢野恭加


主演 加藤紗希さん

【あらすじ】
亡き母と同じ病を患う主人公のたまきが実家へ帰省する。自分の生きる世界に思い悩むたまきへ、父は一通の古い手紙を差し出す……。

【紹介文】
生きとし生けるものすべてが避けられない宿命が、“死”である。そして時として、“死”よりもっと辛いのは、「死ぬまでは生きる」ということ。命が尽きるその日までは、否応なしに「生きねばならない」ことである。
今から10余年前に逝った私の母は、己の病状を自覚すると、「いっそボケてしまいたかった」と、私の前で強く嘆いた。着実に迫りくる“死”への恐怖から逃れるためには、それが最良の途と思えたのだろうか?
矢野恭加監督による『世界』のヒロインは、若くして不治の病を宣告されている。僅かな余命を、どう過ごすべきか?答えなど当然出るわけがないまま、家族の待つ実家へ。実は彼女の母も、同じ病気で亡くなっている…。
いま居る“世界”から、自分がいなくなったら?でも“世界”は、きっと変わりはしないのだろう。そんな思いに駆られて、ヒロインは煩悶する…。
プロとは言えない演者もいる中で、時折危うい綱渡りのような進行ともなる本作だが、それを吹き飛ばすのは、ヒロイン役の加藤紗希の存在感である。ダンサーで振付師でもある彼女ならではのパフォーマンスによる感情表現が、観る者の心を揺さぶる。
すでに6年前の作品であるが、“映画美学校”を起点に放たれる、昨今の作品の強さは、俳優を育成する“アクターズ・コース”が存在することにも強く支えられているのだなと、改めて感じ入った。
加藤紗希が、豊島晴香とのユニット「点と」で、監督・出演を務めた『わたのはらぞこ』が、間もなく公開となる。作り手としても非凡な彼女の才能に、更に注目して欲しい。(松崎まこと)

【受賞・上映歴】
第12回福岡インディペンデント映画祭 入選
第1回SAITAMAなんとか映画祭 ノミネート

【監督プロフィール】
埼玉県出身。2019年、映画美学校フィクションコース22期修了後、映像制作を始める。主な監督作品は『世界』(2019/第1回SAITAMAなんとか映画祭ノミネート)、『一筆の冬』(2023/第20回うえだ城下町映画祭ノミネート、第15回日本映像グランプリ2023優秀映画賞受賞 )、『composition』(2025/新作短編)など。現在は長編の脚本を執筆中。

【キャスト】
加藤紗希、奥田智美、石原久永、三村一馬、神田朱未

【スタッフ】
撮影:寺西涼 / 照明:西野正浩 / 録音:馬原洋幸 / 助監督:中田森也 / 監督・脚本:矢野恭加

■ 閉会式 ■ 18:20