第7回TOKYO月イチ映画祭 グランプリ大会 2024

開催日2024年8月25日(日)

2019年7月~2024年6月までのグランプリ作品11本を上映!
年間グランプリを決めます!
5年ぶりのグランプリ大会です。いつものようにすべての作品を観た観客の皆様の審査によって年間グランプリが決まります。
日本のインディーズムービー最高峰の上映!

大盛況で無事開催いたしました!観客の皆様、監督、関係者の皆様、ありがとうございました!
グランプリは『Yokosuka1953』- 彼女の、記憶の中の母を探す旅 木川剛志 監督がみごと受賞いたしました。おめでとうございます!!

■ Aプログラム ■ 12 :30~

第73回 2019年7月  『お引っ越し』20分 監督 堀内浩一



【受賞・上映歴】
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019 ショートフィルムコンペティション参加
福井映画祭13TH 入選
【解説】
家賃滞納の家に入るという、明日は我が身のような設定にちょっとビビるが、これは良いアイディアだと思った。訳アリ物件を舞台に人それぞれ、様々な事情が描ける。是非観ていろいろと考えてほしい映画です!
【あらすじ】
人は否応無しに変化する。その瞬間を捉えた青春サイコメディ。
不動産会社の新入社員:野口と先輩:北町は、訳アリ物件に「強制引っ越し」の為訪れる。対立しながらも作業を続けていた2人は、住人の不審な不在に気づかされてしまう……。

【監督プロフィール】
堀内浩一
介護福祉士・映画監督
東京造形大学卒 映画美学校フィクションコース研究科・植岡喜晴クラス修了。映画美学校脚本コースにて、じんのひろあき氏、村井さだゆき氏から物語のつくり方を学ぶ。
有限会社ウォーターメロン在籍時、映画「誰も知らない」「血と骨」「スクラップ・ヘブン」などに美術スタッフとして参加。
映画「Look Of LOVE」「Sweet Sickness」美術監督
美術公募展「人間展」やミュージカル「アニー」のドキュメンタリーに参加。
2023年11月「たたかう男」シリーズをYouTubeで開始。
2024年「シアターねこが『  』を置いていく」を撮影中。
【CAST】
山田 雄三、坂倉 奈津子、大阪阿部服J.K. 奥崎 愛野
【STAFF】
撮影:新里 勝也/ 整音:黄 永昌/ 助監督:大城 亜寿馬/ 制作:須田 ユカリ

第74回 2019年8月  『宮田バスターズ(株 )』 20分 監督 坂田敦哉


【受賞・上映歴】
カナザワ映画祭2019期待の新人監督 入選 / 門真国際映画祭2019 入選 / 森と夜空の交差する映画祭2019 上映
【解説】
大阪には無茶な作品を撮る監督が多い気がするが、坂田監督もその一人で、低予算自主映画で宇宙生物と戦う映画を撮るという無茶なことをやってのける。こういう無茶なことが映画の醍醐味でもあるのだ。
【あらすじ】
地球に飛来する宇宙生物から人々を救い、世間から喝采を浴びる会社だったが、駆除テクノロジーの進歩と共に会社のニーズ、社員の士気はすっかり消え失せていた。そんな中、会社を脅かす大事件が勃発する!
【監督プロフィール】
1999年大阪府生まれ。 小学生の頃に見た「ドラえもん」の自主特撮を作る話に感銘を受け以降自主映画を作り始める。 大阪芸術大学映像学部に在籍後、都内のCM制作会社にディレクターとして勤務。代表作は「宮田バスターズ(株)」「銀河健康センター」シリーズ。
【CAST】
渡部直也、 大須みづほ、 栗原駿、 佐田淳、 ユミコテラダンス、 職業怪人カメレオール、 水野祐樹
【STAFF】
畑村龍哉、 島原大知、 藤田雅奈

予告編: https://youtu.be/Q0ZXcrhp2o4

第75回 2019年9月  『猫、かえる』  19分  今尾 偲 監督


【解説】
モト―ラちゃんの半眼とそばかすが可愛い!あんずが可愛い!品田君のダメ男ぶりがよい!現代版「猫と庄造と二人のをんな」ですね。ほっこりさせられます。画作りがよいです。(岩崎)

  • あらすじ
    リナは、かつての恋人・浩(ひろし)の部屋へと向かっていた。二人で飼っていた愛猫・イブを引き取りに行くためだ。別れる時にイブは浩が引き取ったのだが、彼は突然ネコアレルギーになってしまったのだという。そのため、リナがイブを引き取ることになったのだ。しかし、ちょっとした合間に、イブはベランダから逃げ出してしまう。慌てた二人はイブを追いかけるが…少女から大人へと変わってゆく主人公の、ある一日の物語。
  • 監督プロフィール
    東京生まれ。フリーランスの映像のディレクターとして、番組、CM、企業PR、予告篇などの演出を行う。
    2001年ゆうばりファンタスティック映画祭オフシアター部門にて『雨の様に泪の様に』がグランプリノミネートとなる。
    2017年製作の『太宰橋』は新人監督映画祭2017コンペティション部門短編ノミネート。Accolade Global Film Competition (アメリカ)Award of Merit: Film Short受賞。2nd Indian World Film Festival-2018 (インド)Official Selection。Linz International Short Film Festival (オーストリア)、福井映画祭12th等のOfficial Selectionとなる。
  • 主要キャストの名前
    モトーラ世理奈、品田 誠、木下愛華、小野孝弘、ぽんず
  • 主要スタッフの名前
    プロデューサー:清藤 誠 /撮影:古屋幸一 / 照明:酒井隆英 / 録音:岩間 翼 / 作曲&演奏:蓑田 峻平 / サウンドデザイン&ミキシング:蛯原浩彦 / 製作/脚本/監督:今尾 偲

■ Aプログラム終了 ■ 14 :10
■ Bプログラム ■ 14 :25~

2019年10月   ※ 台風のため中止

第76回  2019年11月 『東京少女』 8分 監督 橋本根大

【受賞・上映歴】
PFFアワード2019映画ファン賞
【あらすじ】
もうすぐこの時代が終わるらしい。時代が終わるが私は終わらない。時代は変わっても多分私は変わらない。私の今日は私の昨日をcommand C + command Vしたみたいなそんな今日だ。私は20歳になったら何か変わると思ってた。何も変わらない。どうせこの時代が終わるし、記念に何か残せないだろうかと思って今こうして話してる、みたいなとこはある。この声が届く頃にはもう時代は終わっているのだろうか。
【解説】
本作を見て太宰治の『女生徒』を思い出した。14才の少女のある一日の頭の中のつぶやきだけで描かれた小説。監督が『女生徒』を意識したかどうかは分からないが、『女生徒』は昭和13年のリアルな少女の内面を描き、『東京少女』は今のリアルな少女の内面を描いている。映画と小説。昭和13年と令和の今。少女の内面を描くこの実験的な試みは非常に面白い。是非ご覧下さい。
【監督プロフィール】
1994年、群馬県館林市に生まれる。
大学在学中に映画における表現の自由さに惹かる。
大学卒業後、専門学校東京ビジュアルアーツに進学。
以降、意欲的に作品を作り続け、在学中に制作した「東京少女」は第41回ぴあフィルムフェスティバルにもノミネートされると「それはまるで人間のように」が東京学生映画祭にそれぞれノミネートされ、「東京少女」は第41回ぴあフィルムフェスティバルにもノミネートされる。だんだん魚に変わってしまう女性を描いた「ハイトエラ」では門真国際映画祭で優秀作品賞に選ばれる。現在、フリーの映像ディレクターとして活動中。
【CAST】
柊まこ
【STAFF】
橋本根大

第77回 2019年12月 『正しいバスの見分けかた』 24分 監督 高橋名月

【解説】
監督は、当時高校3年生で伊参スタジオ映画祭でシナリオ大賞グランプリを最年少受賞した高橋名月。主演を務めるのは監督と同じ歳の中条あやみです。相手役は、主役として引く手数多な岡山天音。それぞれの友人役に「ストロベリーナイト・サーガ」などに出演の葉山奨之や、いま主演作『お嬢ちゃん』が公開中の萩原みのり。今や、全員若手実力派として必ず名前が挙がるメンバーたちです。こんな豪華キャスト4人の映画は決して観られない!この瞬間だから撮れた、宝物のような映画です。
【受賞】
第17回中之島映画祭優秀賞、門真国際映画祭2019映画部門優秀作品賞を受賞。
【あらすじ】
何故かいつも競馬四季報を抱えている高校3年生の鮫島(中条あやみ)は、クラス中で目立たない存在である。 彼女と同じクラスの藤田(岡山天音)はそんな鮫島にほのかな好意を抱いていた。 藤田に話を聞いた細川(葉山奨之)は、ほんの好奇心から鮫島の友人である中島(萩原みのり)に鮫島のことをリサーチすると、鮫島が宇宙人を見たらしい、という話を聞く。 細川がその話を藤田に伝えると、藤田の好意は確かな恋心と変わり…?
【キャスト】
中条あやみ、 岡山天音、 萩原みのり、 葉山奨之
【スタッフ】
脚本・監督:高橋名月 / プロデューサー:平体雄二 瀬島翔 撮影:戸田義久/ 録音:近藤靖高 / ヘアメイク:貴島タカヤ / スタイリスト:沖山紀 / 助監督:吉原通克 / 制作担当:谷村龍 / 編集:田村友一 / 整音:古谷正志 / 選曲/効果:田中俊 / 製作プロダクション:スタジオブルー
(2015 年/日本/ステレオ/カラー/24 分)©2015 映画『正しいバスの見分けかた』製作委員会

第78回 2020年1月  『ストレスフルスイング』 13分 監督 山村もみ夫。


【受賞・上映歴】
第5回立川名画座通り映画祭 観客賞・ドラマ部門賞・あしたのSHOW賞
【あらすじ】
このストレスフルな時代、
貴方は何に怒りを感じますか?
貴方はどんな問題を抱えていますか?
【解説】
このところ快進撃がつづき、順風満帆なイメージの山村監督だがこんなストレスがあったとは!自主映画あるある的な笑いがおかしくも身につまされる。是非観てください!
【監督プロフィール】
玉川大学卒業(2004年)から現在まで、フリーター。
2014年秋より映像制作活動を開始。
2018年、「朝子と梅子と葉子の話」で第64回TOKYO月イチ映画祭グランプリ受賞
2020年、アルバイトをしなくても生活できるようになりたい。
【CAST】
伊藤淳二 / 三枝翠 / 白奈里渉 / 橋龍さん / 千葉くるみ / かきあげ畑三朗 / 仲田天使。/ 進藤チヨ
【STAFF】
撮影:船元愛美/村井瑛二 / 録音:廣田百合子 / 音楽:喜安伸彦

■ Bプログラム終了 ■ 15 :45
■ Cプログラム ■ 16 :00~

第79回 2020年2月 『グラフィティ・グラフィティ!』 30分 監督 松尾豪


【受賞・上映歴】
京都国際映画祭2019 クリエイターズ・ファクトリー グランプリ・観客賞受賞/ 第15回山形国際ムービーフェスティバル2019 グランプリ受賞/ 第4回池袋みらい国際映画祭 地域審査員賞 受賞/ 第13回田辺・弁慶映画祭 入選/ 神戸インディペンド映画祭 入選/ Sheisho Cinema Fes 3rd 入選
【あらすじ】
グラフィティに目覚めたJKと頑固ジジイとの戦争が勃発‼︎ 片田舎で繰り広げられるハートフルコメディ!! 世界各国で活躍しているグラフィティ・アーティストSHIROによる
グラフィティが作品を彩る‼︎ 映像、グラフィティ、音楽、あらゆるアートで一人の少女の『夢』を鮮やかに描き出す‼︎
【解説】
今まさに夢に向かって邁進している若い映画監督である松尾監督の思いが激しく突き刺さってくる。もう若くないジジイの心も奮い立たされる。勇気と元気をもらえる映画です。是非ご覧下さい!
【監督プロフィール】
1993年生まれ埼玉県出身。小学生時代から創作行為に強い興味があり、漫画制作、映画制作などを始める。高校時代から本格的に映画制作を始め、映画甲子園での受賞を機に日本大学芸術学部映画学科へ進学。その後も映画を実習、自主制作ともに続け、大学卒業までに50作以上もの映画を制作をする。卒業後も映像制作会社でディレクター、モーショングラフィッカー、アニメーターとして勤務しつつ、自主制作でも映画を作り続けている。第35回TOKYO月イチ映画祭では過去作『愛を込めて壁ドンを』がグランプリ受賞しており、『ケータイの中の山田』『アキスカゾク』『UNDER M∀D GROUND』に続き、5作品目の上映となり、月イチ映画祭常連監督。
【CAST】
柚子/渡邉梨香子。権三/萩原正道。小太郎/角健士。華/村上真衣。
【STAFF】
監督 脚本 編集 松尾豪/ 共同脚本 宮本佳奈 吉澤太智/ 撮影 入江望/ 録音 是空武耳 多勢捺映 中根渉 池田真希 家守亨/ グラフィティ協力 SHIRO
テーマ曲 渋谷虎太郎 加藤健二郎/ 助監督 菊池百合子 鈴木翔太 林晃平 松田尭峰/ 撮影助手 石神駿/ カラリスト 水沼一騎/ 音響 石橋侑也/
VFX 松尾豪/ 音楽 松尾豪/ 制作 GOINGFILMS

第80回 2024年3月 『スタートライン』 30分 監督 藤井謙


【受賞・上映歴】
・第4回いぶすき映画祭 準グランプリ ・第15回田辺・弁慶映画祭入選 ・第19回うえだ城下町映画祭入選 ・ハンブルグ映画祭賞受賞
【あらすじ】 アルバイトをしながら、路上ライブをして夢を追いかけている竹村果穂。そこに佐藤花鈴が現れる。ギターがうまくならない花鈴を見かけた果穂は、歌を作ってあげることにした。そして路上ライブ時に花鈴にデビューするよう促すのだが…。
【解説】
夢追い人の物語は、映画に於ける格好の題材である。そんな中でもインディーズ作品に於いて、まだ「何者でもない」若人が、何かを成し遂げようともがき苦しむ姿は、自然とその作品の、まだ「何者でもない」作り手とオーバーラップする。ストリートミュージシャンを主人公とする本作には、日頃は助監督を生業としている藤井謙監督の、夢に対する真摯にして誠実なる願いが籠められている。ヒロインに共感を覚えた者は、藤井監督の“明日”に対しても想いを馳せて欲しい。
【監督プロフィール】
1992年8月1日生まれ 栃木県出身 日本映画大学で映画について学び、卒業後、映画、ドラマの現場の助監督を始める
【CAST】
芽衣子、湯川玲菜、折笠慎也
【STAFF】
撮影:村上拓也 / 照明:松島翔平 / 編集:上野聡一/助監督:発智新太郎 / ヘアメイク:齋藤美幸

■ Cプログラム終了 ■ 17 :25
■ Dプログラム ■ 17 :40~

第81回 2024年4月  『Yokosuka1953』- 彼女の、記憶の中の母を探す旅- 60分   監督 木川剛志


【受賞・上映歴】
今回の60分バージョン
・下北沢映画祭,  観客賞, 下北沢商店連合会会長賞
長編版
・Madras Independent Film Festival, 最優秀ドキュメンタリー映画賞/・1st Monthly FIlm Festival, 最優秀ドキュメンタリー映画賞/
・New York International Film Awards, 最優秀監督賞(長編)/・Oniros Film Awards, 最優秀ナレーション賞/
・Sweden Film Awards, Winner First Documentnary Film/・門真国際映画祭, ドキュメンタリー部門優秀賞/
・東京ドキュメンタリー映画祭長編部門グランプリ/
【あらすじ】
2018年木川剛志に届いたアメリカに住むシャーナという女性からのメッセージ。木川とオンライン上でのやりとりが始まった。シャーナの母バーバラは日本名を木川洋子と言い1947年に横須賀市で外国人と思われる父と日本人の母の間に生まれた。
このような子どもたちは混血児と呼ばれ、敗戦国の日本人には敵国の血が流れる混血児として差別の目で見られ、家族でそのような子どもを妊娠した娘を勘当同然で家を追い出すようなそんな時代だった。
洋子も過酷な環境で育ち1953年米兵に養子縁組されわずか5歳で渡米した。それから66年日本に帰る事も母と会う事もなかった。
木川信子はシャーナの祖母の名前である。木川という名前で有れば何か知っているのではとかすかな希望に、彼女はSNSで木川を検索し、見知らぬ木川剛志にメッセージを送ってきた。木川剛志には横須賀に親族はなく木川信子という名前を当然知らない。和歌山大学に勤める研究者だった私は福井市、和歌山市の空襲を研究し戦災孤児を調べていた。そして私自身は5歳の子供の父親だった。洋子が養子縁組をしてアメリカに渡った年齢と一緒である。
何かの縁を感じた。研究者としてできるだけのことがしたかった。こうして私は木川洋子を産んでその後、行方の分からない木川信子の生きた証しを探し出すべく、その足跡をたどり始めた…【解説】
SNSの時代がもたらした偶然の出会いが、かつて日本に生まれた女性に、追憶の旅をもたらす。その旅は、80年前の戦争による惨禍を炙り出すと同時に、現代に生きる我々に、ひとつの“奇跡”を目撃させる…。
大学教員で研究者の木川監督は、当初は単なる記録としてカメラを回し始めた。しかし中途で、「これは“映画”にしなければならない」と思うようになったという。本作はそのプロセスをも、我々に体感させる。
この作品には“30分”“60分”“107分”の3つのバージョンが用意されている。今回は“60分”バージョンをお届けするが、劇場公開を果たし現在も各地で様々な形で上映されている“107分版”も、機会があればご覧いただきたい。(松崎)
【監督プロフィール】
和歌山大学観光学部教授。
1976年京都市上京区上七軒界隈生まれ。上七軒は京都の五花街の一つであるが、西陣地区でもあり、機織りの音と三味線の音が交わる中を小学校に通う。1999年京都工芸繊維大学造形工学科卒業後、スリランカ、中国大連、アメリカMiamiの設計事務所の勤務を経て、2002年The Bartlett School of Graduate Studies, University CollegeLondonの修士課程修了。帰国後、京都工芸繊維大学機能科学専攻博士後期課程に入学し、2006年博士(工学)。同年、福井工業大学経営情報学科講師となり、2010年よりデザイン学科メディアデザインコース准教授。
福井市在住時より、地域を舞台とした短編映画製作を学生たちと行う。映画以外にも落語専門の寄席小屋(きたまえ亭2014年末閉館)を運営し、地域の物語をモチーフに落語の台本執筆や上演をしてきた。また、2014年より「街」をテーマとした映画祭を福井市にて主催している。朝日新聞和歌山版「ウラマチぶらり」連載中。2015年より現職。地域プロデュース、観光映像を専門とし、自らも街を舞台とした短編映画を監督、脚本として製作している。
祖父は第一映画、新興京都や大映に属した美術制作の職人。主な参画作品として溝口健二監督「浪華悲歌」(1935)や黒澤明「羅生門」(1950)、渡辺邦男「忠臣蔵」(1958)などがある。祖父の現場に通って木工に興味をもった父親が建築家業を始めたことから、建築に興味を持ちながら育つ。
大学では建築を学び、卒業後はスリランカの建築家、ジェフリー・バワの下で修行をし、ロンドンの大学院を出てアメリカの大手設計事務所に勤めて、日本支社長として帰国するという壮大な“西回航路”を夢見てスリランカに向かうが、ビザなどでトラブルなどして7ヶ月にして帰国。その後、中国で働くという紆余曲折を経験する。ロンドンに留学するという夢は叶うが、そこでBill Hillierという稀代の研究者に出会い、研究への道を志す。京都で学位を得た後、福井県で職を得て、現地でまちづくりに関わるうちに映像製作を覚える。映像製作、落語などの業績をもって、日本で唯一の国立の観光学部を擁する和歌山大学に異動し、現在に至る。
日本で初めての国際観光映像祭, Japan World’s Tourism Film Festivalを立ち上げ、現在代表。
【CAST】
出演:バーバラ・マウントキャッスル 木川洋子
ナレーション:津田寛治
【STAFF】
撮影:木川剛志 上原三由樹 関戸麻友/ 編集:筏万州彦 木川剛志/ グラフィック:松原かおり/ 題字:木川泰輔
主題歌:「おやすみ」キャラバンキョウコ/

第82回 2024年5月 『再演』24分 監督 土屋哲彦


【受賞・上映歴】
ロサンゼルス国際短編映画祭 下北沢映画祭 別府ブルーバード映画祭 福井駅前短編映画祭
オムニバス映画「HAKUSHI PROJECT」としてケイズシネマほかで劇場公開
【解説】(岩崎)
常連グランプリの土屋哲彦監督、久々の登場です!冒頭の掴みからもう完璧です。傑作の予感しかしません。
エモいです。エモーションで突っ走っていくパワーに、構成の妙がさらにプラスされ深化した感じです。演者=表現者の挫折、苦悩が、実際に演じる方々の歩みや人生とダブり、凄いハーモニーを生み出していきます。
【あらすじ】
葬式で十年ぶりに再会した、元演劇部員たち。彼らの手元には死んだ同級生が遺した一冊の脚本。それは高3の秋、演劇祭が中止になったあの日を再現した物語だった。それぞれが抱える後悔を胸に、彼らがとった行動は…?
【監督プロフィール】
2007年に映画「梨の花は春の雪」(AMDアワード受賞)で監督デビュー。以降MVやドラマの演出に携わる。
映画「闇金ドッグス」がヒット&シリーズ化。「RUN!-3films-」「惡党と物書き」などの映画を手がける一方、近年はAmazonオリジナルドラマからプラネタリウム作品、数多くのTVCMを演出するなど色々なジャンルで活動中。
【CAST】
中村更紗 卯ノ原圭吾 園山敬介 堀さやか 鈴木タカラ かんた 宮寺貴也
【STAFF】
脚本:山本タカ/土屋哲彦 撮影:室井大地 照明:西野哲雄(JSL)
録音:蓬田智一 音効/MA:西川良 音楽:大川カズト 音楽プロデューサー:田口大善

第83回 2024年6月  『鳥も死にきれないよ』 10分 監督 山村もみ夫。


【受賞・上映歴】
第3回 唐津演屋祭 銅賞受賞/ 第8回 立川名画座通り映画祭 審査員特別賞受賞/ 福井駅前短編映画祭 2023 優秀賞/
那須ショートフィルムフェステイバル 2022ノミネート/ 神戸インディペンデント映画祭 2023ノミネート/ 第1回熊谷駅前短編映画祭 優秀賞
第1回熊谷駅前短編映画祭 俳優賞(橋龍さん)/ つくばショートムービーコンペティション2024ノミネート
【あらすじ】
日下美紀が働く喫茶店は、青梅駅前のビルに入っている。
ある日、美紀が屋上で煙草を吸っていると、同僚である小林が看板に描かれた鳥と会話をしている…。
青梅駅前地区市街地再開発前夜。
【解説】
TOKYO月イチ常連の山村もみ夫。監督作品!何か想像してたのと違った。いや、ななめ上を行ってた!映画的!監督名が監督名だし、出会ったときはまだ撮ってなくて別名でコメディアンだったし、画面がシットコムっぽい作りだし、演者としての延長線的にとらえてたけど、すごく映画的!アイテムや街の風景の使い方とか、構図とか、何よりも題名が凄くいい。そりゃあ鳥も死にきれないよ。(岩崎)
【監督プロフィール】
大学卒業から現在まで、フリーターとして第一線で活躍(スーパーのレジ打ち、居酒屋のホール、深夜のコンビニ等)2014年、30歳を過ぎて無職だということに焦り、現実逃避を兼ねて映像制作活動を開始。その後、数多くの映画祭で数多くの賞を受賞、したいと思っている。
【CAST】
緑川静香、橋龍さん、高村竜馬、萩原正道、山下ケイジ
【STAFF】
脚本・監督:山村もみ夫。 プロデューサー:橋龍さん、 撮影:池浦新悟 / 伴徹、 カラリスト:大田徹也、 録音:たわし、 音楽:喜安伸彦

■ Dプログラム終了 ■ 19 :50
■ 閉会式 ■ 20 :05~

グランプリは『Yokosuka1953』- 彼女の、記憶の中の母を探す旅 木川剛志 監督がみごと受賞いたしました。おめでとうございます!!

 

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