■Bプログラム■ 6
作品名 タイムマシーン
監督 池島 ゆたか
上映時間 15分
あらすじ あるマンションの部屋に女が一人。なにやらただならぬ様子。そこへバイクでやってきた青年が訪ねてくる。青年はタイムマシーンを完成させたという。
監督による解説 現在までのところ、125本のピンク映画という商業映画を撮ってきた私の今のところ唯一の自主的短編映画。(私の唯一の長編自主映画に『おやじ男優Z』があるが、この秋10月25日より、渋谷ユーロスペースにての公開が決定!見てください!)
自主的というのは、正確な意味での自主ではないからだ。
10年ほど前、知り合いの映画人たちがネット配信用の短編映画の製作を開始した。私にも一本やらせてよと言って、やらせてもらったのがこの『タイムマシーン』です。
2005年のことです。もう9年も前です。
1998年の出会い以来、私の映画の全ての音楽をやってもらっている大場一魅(ひとみ)が音楽はもちろんのこと、脚本も担当。
一種不思議なリアリズムの世界を提供してくれた。

撮影編集にこれまた盟友の名人志賀葉一。
相変わらずの切れ味。

主演の二人はこれまたピンク映画のレギュラー俳優、佐々木麻由子、石川ゆうや。一瞬だけ映る乱暴者の男はこれまたピンクのなかみつせいじ。

以上、ピンク映画のスタッフキャストで、1日撮り。
4万の予算でしたが1万あまり。撮影終了後、即その金持って打ち上げしたものです。

この作品、私もスクリーンで見るのは今回が初めてです。とても楽しみです。
当日は、主演の佐々木麻由子も来る予定。

監督プロフィール *池島 ゆたか (イケジマ ユタカ)*
1948年、東京都出身。早稲田大学文学部在中、寺山修司が主催する「演劇実験室・天井桟敷」に参加したことを皮切りに、以後10年以上は芝居ひとすじ。1981年より男優としてピンク映画の世界に参入し、中村幻児、稲生実(現 深町章)、滝田洋二郎、細山智明、片岡脩二監督などの作品を中心に、500本以上の出演作誇る。並行して、黎明期のアダルトビデオの現場にもかかわりつつ、1991年『ザ・ONANIEレズ』でピンク映画監督デビュー。以来、シリアスな作品から、サスペンス、コメディー、名作映画のピンク版… と、エンターテイメント性にあふれた多彩なジャンルの作品を発表。まさにピンク映画の王道を行くコッテリとしたエロ描写にも定評がある。